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【7月 弘法寺管長メッセージ】「瞑想のすすめ」

今ゆっくりと深呼吸して「ああ幸せだなあ」と感じてみてください。

「瞑想のすすめ」

昔から坐禅といって、「無念無想になれ」といわれますが、凡人のわたしたちはなかなかそういうわけにはいきません。

しかし、今アメリカではGoogleやマイクロソフトなどの大企業で「マインドフルネス」という名前で瞑想がさかんに実施されています。

確かにこの20年の間、SNSの発達で私たちの人生は飛躍的に便利になりました。しかし残念ながら、私たちの幸福感は決して高くなっていきませんでした。

むしろ、いろいろなことに煩わされて心を失ってしまうことも少なくありません。

日々スマホに心が奪われ、人間関係においても自分の心が揺れ動くのを感じます。

私たちが、「今ここ」に心を置くことができたら、それだけでも心が安定します。

「忙しい」という言葉がありますが、忙しいというのは「やることがいっぱいある」ということではなくて、「今やっていること以外のことが、頭によぎっている状態」をさします。 
ですからやることがたくさんあっても、今目の前に起こっている出来事以外のことに頭がいかなければ、決して忙しくないのです。

私がおすすめするのは、1日3分、とにかく深く深呼吸をすることです。息を吸うのは鼻からで、息を吐くのは口からです。細く蚕が糸を出すように、フーッと息をだします。うまくいけば、1分間に3回の呼吸ができるようになるといいですね。
そうすると脳波がアルファ波になり整います。

それからよく「食事禅」とか「歩行禅」といわれますが、食事をするときに、とにかく「おいしい」という感触を深く味わいながらゆっくりと食べるのもマインドフルネスの秘訣ですし、歩く時にも、足の感触を味わいながら、また風や光を感じながら、少し早足で歩くと心が整っていきます。

わたしたちはとにかく日々いらいらしたりして、心が「今ここ」に定りません。

ですが、ゆっくりと呼吸をし、ゆっくり食べ、ゆっくり仕事をし、ゆっくり勉強をする。そしてゆっくり眠る。

それだけで人生の「至福感」は深くなっていくことと思います。

いくら世の中が便利になったからといって、日々心が乱れていたら何のための進歩かわかりません。

さあ、今ゆっくりと深呼吸をして、同時に自分のことを「ああ幸せだなあ」と感じてみてください。

きっと何か違うものが、心によぎってくると思います。

今月もよき一ヶ月をお過ごしください。

弘法寺では毎月21日に『弘法寺で太陽瞑想』をおこなっております。

太陽瞑想は、弘法寺管長である小田全眞が考案した瞑想法です。
弘法寺では、毎月21日に小田全眞が担当講師となり『弘法寺で太陽瞑想』を行っております。

毎回たくさんの方がご参加くださっています。弘法寺のイベントが初めての方もどなた様もご参加いただけます。
興味のある方はお気軽にご参加ください。

4月21日に太陽瞑想を体験された方に、ご感想をいただきました。

毎月21日弘法大師の月命日と8日に護摩炊き(御影供/みえく)行っております。

毎月21日「弘法大師 空海」の月命日と8日に、開運護摩焚き(御影供/みえく)を行っております。

弘法寺は檀家さまだけでなく、多くの方にひろく門戸を開けているお寺です。

毎回、初めての方からおなじみの方まで、多くの皆さまに足を運んで頂いております。

弘法寺は港区三田・田町駅より徒歩6分ほどに位置しており、「身近に通えるお寺」としての存在になれればと思っております。

弘法寺にてお会いできますこと、心よりお待ちしております。

本堂は3階にございます。どなたさまもご参拝いただけます。