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【令和7年1月度 管長メッセージ】「乙巳の年に寄せて~脱皮で拓く幸せの扉~」

「乙巳の年に寄せて~脱皮で拓く幸せの扉~」

 令和七年新年明けましておめでとうございます。
昨年は元旦から能登半島地震が起こり、騒然としたスタートでしたが、今年は平安な一年であることを心から祈ります。

 今年の干支は『乙巳(きのとみ)』です。「きのと」というのは、木のエネルギーが流れている年です。それも天に届くようなまっすぐな力というよりは、蔦が伸びるように柔軟に成長していく姿を表しています。

 そして巳というのは、どんな年かというと、「蛇のように脱皮していこう」という年にあたります。長年私たちは色々な行動をしていきますが、其の中には「わかっちゃいるけどやめられない」ということや、反対に「したらいいのはわかっているけど中々できない」ということがたくさんあります。

 それらは、小さなようでいて、人生に大きな違いをもたらします。脱皮というのは突然、ラーメン屋さんが洋服屋さんになるというような、全く違うことを始めるということではなく、本当に些細な違いを人生に生み出すということなのです。

 もしあなたが、毎年の手帳に「今年はこれをやります」ということを書いていて、毎年「ああ今年もできなかったなあ」ということがあれば、今年は思い切って「やらない」と決めるか、「今年こそ」ということを誓い行動に移すことでしょう。

 かつて幕末の奇跡の教育者吉田松陰は「夢なきものは理想なし、理想なきものは計画なし、計画なきところに実行なし、実行なきところに成功なし。したがって夢なきところに成功なし」という言葉を残しています。

 脱皮というのは、夢に向かって小さくても行動を起こすということでしょう。

 今年が、あなた様にとって人生の幸せの扉を開く一年になりますことを心から祈っています。

令和7年1月1日

大本山 弘法寺
管長 小田 全眞

護摩祈祷会(御影供/みえく)について。

弘法寺では、毎月21日のお大師様の御縁日に、午後6時より護摩祈祷会を行っております。
当寺は、檀家さまだけでなく、多くの方にひろく門戸を開けているお寺です。
毎回、初めての方からおなじみの方まで、多くの皆さまに足を運んで頂いております。
弘法寺は港区三田・田町駅より徒歩6分ほどに位置しており、「身近に通えるお寺」としての存在になれればと思っております。
弘法寺にてお会いできますこと、心よりお待ちしております。

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本堂(3階)にて空海消えずの火を御護りしています。どなたさまもご参拝いただけます。