「悪口をゼロにする生き方をしてみませんか?」
仏教では、「人の悪口はダメよ!」と言われています。
しかし、現実には腹の立つことも少なくないですよね。「あいつが悪い」「こいつが悪い」ということもしばしばです。また、周りから「あいつはダメだ」「なっていない」ということを言われて「あなたもそう思いませんか?」と同意を求められると、つい「私もそう思います」と答えてしまいがちです。
そして、ネット上では、人に対する批判が渦巻いています。
人の悪口というのは、それを言うことによって自分自身の自己肯定感を相対的にあげようとする心の作用です。なんとなく、憂さ晴らしになっているように思えますが、実際には、自分の心を汚してしまうものであり、自分も悪口を言われているのではないかと脳は感じ取っています。
誰かの行動を注意したり、自分の思いを伝えるのは決して間違いではありません。私も、相手の行動が問題だと本当に思った時には、直接本人に言うように心がけています。
しかし、直接言わずに、陰で悪口を言うのは決して心の健康にとってはよくないことなのです。
ある時、「人の悪口を言わないと、ストレスが溜まりませんか?」と質問を受けたことがあります。確かに悪口を言わないのもストレスが溜まるかもしれませんが、結局、悪口を言ってもストレスは溜まります。
つまり、人に対する批判や悪口というものは、人生においては全く意味がないものなのです。
試しに、「今日1日、誰の悪口も言わない。」と決めて生きてみませんか?
今までとは全く違う心の爽やかさを感じていただけることと思います。
それでは、今月もお元気で。
護摩炊き(御影供/みえく)について。
弘法寺では、開運護摩焚き(御影供/みえく)を行っております。
当寺は、檀家さまだけでなく、多くの方にひろく門戸を開けているお寺です。
毎回、初めての方からおなじみの方まで、多くの皆さまに足を運んで頂いております。
弘法寺は港区三田・田町駅より徒歩6分ほどに位置しており、「身近に通えるお寺」としての存在になれればと思っております。
弘法寺にてお会いできますこと、心よりお待ちしております。