「人間の脳は衰えない!」
普通、人の脳は歳をとると衰えると思われています。
20歳を過ぎれば脳細胞が減っていくと言われていますし、40歳になれば認知症が始まるとも言われています。
実際にアルツハイマーの発症もアミロイドベータの蓄積が原因だと言われていますが、確かなことはわかりません。ましてや特効薬なども今はありません。
しかし間違いないことは、頭を動かしワクワクしながら生きていたら必ず脳は変化していきます。
今から10年前に、50歳くらいのある経営者の方が私の脳のプログラムに参加されたことがありました。その時は、本当にしんどそうで苦しんでおられました。
その後ご縁があって私がその方の会社の顧問をさせていただくことになったのですが、それ以降、その方はイメージを膨らませながら、会社の様々な改革をやっていかれました。
そして先日、10年前に受講された脳の同じプログラムを受けられたのです。そうしたところ、不思議なことに10年前に比べてはるかに情報が頭の中に入ってきて驚いておられました。
普通なら10年もたって還暦を迎えたら脳は衰えていくと考えられます。
しかしこの10年間、前向きに物事を考え、いろいろなチャレンジをしていかれたことで脳が活性化していかれたのでしょう。
人生の中で大切なことは、やはり前向きな心と人生を楽しむ心、そしていろいろなことにワクワクしながらチャレンジする態度です。
私は弘法寺でも「脳育講座」をやっているのですが、子供たちから高齢者の方々までびっくりするような変化を遂げていかれます。
それは私が無理やりになにかの脳力を与えているわけではなく、もともとその人に備わった脳力が開花するだけの話なのです。
今月は弘法大師空海のご誕生1250年祭が6月15日 弘法寺にて行われます。
空海は虚空蔵菩薩の真言を100万回唱えることにより、天才になりましたが、空海は私たちに「あなたの中には光り輝く宝がある。それを見出し世の中を照らし出しなさい」と語っています。
その宝は年齢を重ねることによって衰えるわけではありません。心がけによってますます磨かれていくのです。
今、人生100年時代といわれています。その中で「長生きリスク」なるネガティブな考えも世の中には流布されています。
本来喜ばれるべき長寿が人生の悲惨さの入り口のようにいわれることはまことに残念なことです。心配するのではなく、明るく生きる心がけをもつのです。それが人生によき羅針盤を与えます。
あなたがもし50歳を過ぎ、「もう歳だ」という感覚を持ち始めていたら、私はあえていいたいのです。その意識を今日から封印しましょう。そして「いよいよこれからの人生が本番だ!」という心構えで日々を送っていくことです。
私からのメッセージは「あなたの脳は決して衰えない!」です。
さあ、今月もよき一ヶ月をお過ごしください。
護摩炊き(御影供/みえく)について。
弘法寺では、開運護摩焚き(御影供/みえく)を行っております。
当寺は、檀家さまだけでなく、多くの方にひろく門戸を開けているお寺です。
毎回、初めての方からおなじみの方まで、多くの皆さまに足を運んで頂いております。
弘法寺は港区三田・田町駅より徒歩6分ほどに位置しており、「身近に通えるお寺」としての存在になれればと思っております。
弘法寺にてお会いできますこと、心よりお待ちしております。