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【弘法寺 住職メッセージ】春眠不覺曉

春眠不覺曉

「春眠不覚暁(しゅんみんあかつきをおぼえず)」の通り、今の季節は心地よく深い眠りにつけるので、朝寝坊したくなる気がします…。

かく言う私も、夜中に目覚めることも無く、深く質の高い眠りができている気がしています。

ただ、この言葉には実は続きがあります!

春眠不覚暁(しゅんみんあかつきをおぼえず)
処処聞啼鳥(しょしょていちょうをきく)
夜来風雨声(やらいふううのこえ)
花落知多少(はなおつることしるたしょう)

【現代語訳】
春の眠りは気持ちよく、夜明けが来たことも気づかなかった。
鳥のさえずりがあちこちから聞こえてくる。
昨日の夜中は激しい雨風が聞こえていたが、
花も多少落ちてしまったことだろう。

眠りのことだけではなく、春らしさを感じる情景を思い浮かべられるものになっています。

四季を感じる日本だからこそ、少し周りの景色に目を配り春を感じてみてはいかがでしょうか?

東京に住んでいると、なかなか季節の移ろいを感じづらいかも知れません。

そんな中で、まだ春は桜など艶やかなものがあるので目につきやすいですが、他にも風に匂いを感じたり、空の高さの変化を感じるのも大切です。

季節の移ろいを感じ、日々の体調や心の変化も感じてあげることが、小さな幸せを感じるコツなのかも知れませんね!

弘法寺住職 拝
合掌

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