「愛するものから幸せがくる」

人生の中で「成功したい」という思いを持っている人は少なくないと思います。成功というのは一般的に「お金持ちになる」とか「人から賞賛される」などのイメージがありますが、さりとて、人によっては「お金もそんなにいらないし、人から褒められたいとも思わない」という人もいるでしょう。

しかし、全ての人が何らかの意味で「幸せになりたい」と思っているのではないでしょうか？

「幸せ」というのは明確な基準があるわけではありません。あるのはただ一つ、自分が「私は幸せである」と思えば幸せであるということですし、反対に「自分は不幸だ」と思えば残念ながらそのとおり不幸なのでしょう。

お金持ちであっても、いつも苛立っていて決して幸せそうでない人も少なくありません。また反対に、お金がなくても幸せそうな人もたくさんいます。このような現実を見ると、幸せというものは一人一人の心の中に存在しているということがわかります。

また、もう一点、幸せに関して根本的な法則があると私は思っています。それは、「愛するものから幸せがくる」という法則です。

私は音楽をやりますが、フルートや篠笛、ピアノの練習をしているときは、まさに心が天界を舞っているかのような幸せな気分になります。また、卓球も趣味ですので、これまた球をラケットで打っている時は実に気持ちがよく、何時間練習してもまったく疲れないばかりか、終わった後は爽快感で心が満たされるのです。

このように音楽や卓球が私にいつも幸せを運んでくれるのですが、それは「なぜか？」。答えはシンプルです。私が音楽や卓球を心から愛しているからです。

言い換えると、愛していないものからは幸せが来ることはないでしょう。そう考えると、幸せは、実は私たちがその対象を「愛する」ということが基本になるわけです。

「家族を愛する」「身近な人や仲間を愛する」「仕事を愛する」「趣味を愛する」「住んでいる家を愛する」

そして何より「自分自身を愛する」。ここからすべてがスタートすることになるのだろうと思います。

さて、みなさんは今日何を愛して生きていますか？

それでは、お元気で。ごきげんよう！