
「立夏に心を調え、小満を待つ」
皆さん、こんにちは!
連休も明けましたね。
しっかり休めた方も、逆に遊び疲れてしまった方も、あるいは連休に関わらずお仕事だった方もいらっしゃることでしょう。
まずは、本当にお疲れさまでした。
五月の二十四節気は、「立夏(りっか)」と「小満(しょうまん)」です。
立夏は、“夏の始まり”。
新緑はいよいよその色を深め、木々の生命力があたり一面に満ちていきます。
そして小満は、“少しずつ満ちていく”という意味。
草木も、生きものたちも、太陽の恵みを受けながら、それぞれのいのちを静かに育んでいく季節です。
私たちもまた、自然の一部です。
この時期は、エネルギーが大きく動き出す一方で、寒暖差や環境の変化、そして新年度から積み重なった疲れが、ふと表に現れやすい頃でもあります。
「なんとなくやる気が出ない」
「身体が重い」
「気持ちが落ち着かない」
そんな日があっても、自分を責める必要はありません。
弘法大師空海は、こうお示しくださいました。
「心暗きときは、遇うところことごとく禍なり」
心が曇れば、同じ景色もどこか暗く映ってしまうものです。
だからこそ今月は、“もっと頑張る”ことよりも、まず“心と身体を整える”ことを大切にしてみてください。
深く、ひとつ呼吸をする。
ふと立ち止まり、空を見上げる。
ゆっくり湯船に浸かる。
少し早めに床につく。
そんな小さな積み重ねが、知らず知らずのうちに、次の一歩を支えてくれます。
焦らず、比べず、あなたらしい歩幅で。
今月もまた、一日一日を大切に歩んでまいりましょう!
合掌
令和8年5月15日
大本山 弘法寺
住職 上田昭憲


