
みなさんこんにちは、弘法寺住職の昭憲です。
秋分の日を中日として前後3日を合わせた7日間は「秋彼岸」と呼ばれます。
今年は 9月20日(土)〜26日(金) がその期間で、当山でも中日にあたる 9月23日(秋分の日) に彼岸会法要をお勤めいたします。
秋分の日は「国民の祝日法」においても、
『祖先をうやまい、亡くなった人々をしのぶ日』 と定められています。
つまりこの日は、ご先祖さまに感謝し、命のつながりを思い起こす、日本全体で大切にされてきた日なのです。
そして同じ季節に訪れるのが「食欲の秋」。
田畑の実りや旬の果実は、自然からの贈りものです。
・採れたての野菜や果物をお供えし、一緒にいただくこと
・季節の味を大切に味わうこと
お供えしたものを一緒にいただくことこそ、仏さまやご先祖とのつながりを感じる供養となります。
食べることは、ただお腹を満たすだけでなく「いのちをいただく」尊い行い。
この秋はぜひ、ご家族そろってお仏壇やお墓に手を合わせ、旬の味覚をお供えし、一緒にいただきながら、静かに感謝のひとときをお過ごしください。
合掌
令和7年9月15日
大本山 弘法寺
住職 上田 昭憲
