皆さんこんにちは！
住職の昭憲です。
みなさんは普段どんな気持ちで家族や会社や学校の仲間たちと接していますか？今回は「当たり前」から「有難い」に接し方を変えてみましょう！というお話です。

お坊さんをしているとたくさんの人々が日々お手伝いをしてくれます。掃除や荷物の持ち運び、会場設営などさまざまにお手伝いしてくれるので本当に有難いことです。
そんなことが毎日続くとお坊さんも慢心し始めて、みなさんがお手伝いしてくれることが「有難い」から「当たり前」になってしまうことがあります。お坊さんとして本当に良くないことです・・・。良くないことではありますが、人間である以上、誰しもが陥ってしまうことがある瞬間です。
みなさんも関係が近い方、特に家族の方にそんな心が発生していませんか？
「当たり前」の気持ちは怖いもので、当たり前だからこそなかなか気が付けないんです。空気があるのは当たり前なので普段、空気があることの感謝ってなかなかできませんよね？それと同じです。
これを防ぐにはどうするか。掃除や洗濯、洗い物などみんなが嫌がること、面倒臭いことを率先して行うことです。いつも誰かがやってくれいていることを自分が行うことで、こんなに大変なことをやってくれていたんだ「有難い」に心が気付くことができます。
特に先日は、母の日でしたので是非お母様たちが普段行ってくれていることを、率先して行って有難さを実感してみてください。

結びとなりますが、次回の月例護摩祈祷会は、来週5月21日（火）18時からです。都心のお寺らしく夕刻より厳修しています。お勤め帰りの方でも参加しやすいと好評をいただいておりますが、今月もご都合の付く方は是非お参りください。皆様とお会いできると嬉しいです。
合掌

令和6年5月15日

大本山 弘法寺
住職 上田 昭憲