皆さま、こんにちは。
朝晩は涼しくなり、少しずつ秋の深まりを感じる季節となりました。
去る10月10日、島根県出雲市の稲佐の浜にて、恒例の「平和の祈り火渡り」柴灯大護摩供・火渡り神事を執り行いました。
柴灯大護摩供は、屋外に護摩壇を設け、燃え盛る炎にさまざまな願いを託して祈る伝統的な儀式です。
また、火渡りには、心身を清め、災いを払い、日々の平穏を願う意味が込められています。
私たち僧侶にとって、祈りは大切な務めの一つです。
祈りというと、何か特別な願いを叶えるためのものと思われがちですが、私はそれだけではないと考えています。
大切な人が元気でいてくれること。
家族が笑顔で過ごせること。
そして、今日という一日を無事に過ごせること。
そんな当たり前のようで、決して当たり前ではない幸せを願うことも、立派な祈りです。
忙しい毎日の中で、ほんの少し立ち止まり、自分自身や大切な人の幸せを願ってみてはいかがでしょうか。
皆さまの毎日が穏やかでありますよう、これからも心を込めて祈りを捧げてまいります。
季節の変わり目、どうぞご自愛ください。
合掌
令和8年10月15日
大本山 弘法寺
住職 上田 昭憲



